【再就職事例】【52歳男性】人脈を活かして楽々スピード再就職
今回は大手電子部品メーカーの生産管理職を早期希望退職制度に応募され、退職された52歳の男性が、人脈を活かして再就職された事例をご紹介します。
勤務中に築いた人脈は退職後に個人的に使っても良いのか・・・という疑問の声が聞こえてきそうですが、ご自身の信頼関係から繋がっている人脈は、退職したからといって縁を切る必要はありません。
以下、インタビュー記事を掲載します。皆様のご参考になれば幸いです。
就職活動スタート時の気持ち
通常の退職金に加え退職加算金もあり、失業手当も330日間支給されるので、たちまちに生活に困ることはありませんでしたが、子供が多感な高校生と中学生でしたので、父親が平日も家で過ごすのは問題があると考え、早期に次の仕事に就きたいと考えていました。
しかしながら就職活動は辞めた会社に入社する30年前の学生時代に行ったのが最後なので、具体的に何をしたらよいのか分からず不安がありました。
就職活動に積極になったきっかけ
キャリア相談の中で「キャリアの棚卸」、今後の「キャリアデザイン」「ライフプラン」を設計する中で、自身の方向性が明確となりました。特に「キャリアの棚卸」は相当な時間を要しましたが、これまでの職務を整理する上で相当に役立ちました。自分の隠れた能力に気付くことができましたし、これまで培った様々な能力は経験職でなくとも活かせることがわかり自信に繋がりました。キャリアカウンセラーから長年の会社勤務で培った取引企業との関係は、退職したからといってリセットする必要がないとの話を聞き、先ずは取引企業の社長へアプローチを行うため、連絡先のリストアップに着手しました。
就職活動の軌跡
自分が求職中であることを公言しないといけないため、恥ずかしさもありました。また、取引先といっても特に深くお付き合いをした訳でもなく、いきなり連絡などしたら迷惑ではないだろうかと不安もありましたが、退職の挨拶状と兼ねて手紙を送ることにしました。
すると2社から電話を貰い、面接に伺うことになりました。2社ともに私が希望退職制度で辞めるのであれば採用したいとの思いを持っていたとのことで、「今回はよくぞ連絡してくれましたね。ありがとう。」と逆に社長からお礼を述べられてビックリしました。
全く面識のない会社であれば、再就職時に不安がありますが、お互いに人柄や仕事振りを知り尽くした間柄なので特に不安もなく就職が決まりました。
年収は100万程度下がりましたが、そもそも大手企業の年功序列の賃金制度が特別なものであり、お世話になる企業は成果報酬なので、自分の頑張り次第では前職の年収を超える可能性がありますので、これまで以上に遣り甲斐を感じております。
皆様も人脈を活かしてみてはいかがでしょう。中堅中小企業の社長は求人募集をしていなくとも「良い人」がいれば採用したいと思っているもの。人脈を活かしたアプローチはライバル不在ですので高確率で決まります。是非に挑戦してください。