退職後にしなかればならない一番大切なこと

セカンドキャリアを真剣に考える

 「退職後はまずはハローワークに行って失業保険の手続きをしましょう。」といった説明は他のサイトに譲ります。ここでは早期希望退職制度に応募され退職された多くの皆様のご支援をしてきた中で、是非ともこうして欲しいというお願いをしたいと思います。
 学校卒業と同時に就職をし、これまでに一度も会社を辞めたことがない45歳以上60歳未満の離職者は330日間は失業手当が支給されます。なので焦って再就職先を探す必要はありません。先ずは今後のセカンドキャリアを真剣に考える時間を持って欲しいと思います。退職する前からセカンドキャリアが明確に設定されており、退職後からスタートダッシュできる方は、この記事はスルーして下さい。

焦って就職されたAさんの悪い再就職の例を一つ挙げたいと思います。小さなお子様がおられ教育費も必要なため早期の再就職を希望のAさんは、退職日の翌日からキャリアコンサルティングを受けに来られました。就業意欲が高く、既に応募したい求人があり挑戦したいとのこと。強い熱意を感じ履歴書・職務経歴書の作成支援をして応募、面接が決まれば面接の練習をして臨まれた結果、見事に内定獲得され、Aさんも第1希望の会社とのことで大喜びで入社されました。ところが、4ヶ月ほど勤務された後に退職され、今度は介護をしたいとの希望で資格取得後に介護施設に就職されました。もともとメーカーの製造ラインの勤務が長いAさんにとっては、これまでと全く違う未知の世界での仕事となり、想像していた以上にハードであることから介護施設も僅かに3ヶ月程度で退職してしまいました。結局、大手上場企業の退職後に新たに2ヶ所の勤務先の経歴を追加することになってしまいました。

セカンドキャリアを真剣に考える時間を持たず、大手上場企業を退職した焦りや家族のプレッシャーなどから大慌てで再就職活動をスタートされたAさんの褒められない事例です。随分と回り道をしてしまいました。Aさんのこうした活動は私にとっても苦い経験となりました。焦るAさんを落ち着かせて無理矢理にでもセカンドキャリアを真剣に検討する時間を持つべきだったと反省し、Aさんと出会った以降は、ご利用者の皆様にはセカンドキャリアを真剣に考える時間を貰うようにしています。Aさんのように貴重な人生を回り道しないよう退職後はセカンドキャリアを真剣に考えてみましょう。

 

 自身のセカンドキャリアを考えるにあたり再就職支援実績の豊富な専門家からのアドバイスは参考になるはずです。当社では初回に限り90分間の無料キャリア相談を実施しております。顔を合わせての面談がベストですので当社までお越しいただきたく思いますが、交通費を負担していただけるならば指定の場所まで伺います。勿論、電話やメールでの相談も可能です。無料キャリア相談をご希望の方は下記へご連絡ください

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