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空欄の多い履歴書が書類選考で落ちる理由とその対策
あなたのイメージが浮かばない
ぱっと見て空欄が多い履歴書は例外なく書類選考で落とされます。書く内容が思い浮かばないからといって行数を稼ぐために大きな文字で書かれた履歴書も幼稚に見えるので、これも落ちます。履歴書の記載事項が少ないということは、あなたが秘密にしている部分が多いということであり、採用担当者は少ない情報から見たことも会ったこともないあなたに共感もできなければ興味も持てません。興味をもって貰わなければ面接には呼んで貰えませんので、採用担当者の心を掴むには自分の情報を可能な限りオープンにしなければなりません。
しかしながら、履歴書ですので、採用担当者が興味を示さないような情報をオープンにしても逆効果です。企業が求めるスキル・経験・人物像などを応募前に研究して履歴書なり職務経歴書なりを作成しなければなりませんが、こちらについては別の機会に詳しく述べたいと思います。
空欄が多くなる項目には「免許・資格」「志望の動機」「趣味・特技」「健康状態」「本人希望記入欄」がありますが、どのような考えで作成すればよいのか順番に説明します。
「免許・資格」欄
運転免許もなければ何も書くことがないので、ここは「特になし」でも問題ありませんが、資格取得に向けて勉強中のものは記載することができます。応募する仕事に直接に役立つ免許・資格の取得を目指して勉強中のものは必ず記載してアピールしましょう。応募する仕事に活かせない資格を「勉強中です」とアピールすると逆にマイナスとなりますので注意が必要です。
市販の履歴書だとこの「免許・資格」の欄がご丁寧にも7行ほど用意されていて、免許・資格がない方にはありがた迷惑なのですが、パソコンで履歴書を作成される方は余分な行を削除してしまいましょう。
「志望の動機」欄
ここが空欄が多いと採用担当者には、あたなの入社したいという意欲・ヤル気が全く伝わりません。なぜ当社で働きたいのかという理由は一番気になるところです。面接でも確認される部分ですのでしっかりと作成しましょう。履歴書の「志望の動機」欄に記載しきれない場合は別紙に記載してもよいくらいです。それくらい重要です。
志望動機には以下の4点は必ず含めましょう。
①その業界になぜ興味があるのか
②その職種になぜ従事したいのか
③自分のこれまでの経験が、その業界・職種でどのように役立つのか ※具体的に
④同業他社がたくさんある中、なぜその会社じゃないと駄目なのか
「趣味・特技」「健康状態」の欄
「趣味・特技」が”特になし”だとあまりにも人間的な魅力に欠けてしまいます。空白にすると記載漏れと判断されてしまいます。また、健康状態も中高年の場合は”良好”という二文字で終わらせないで健康である理由についても記載してアピールしましょう。
ここについては以下の過去記事を参考にして下さい。
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[blogcard url=”http://www.anchor-and-vision.co.jp/?p=1294″]
本人希望記入欄
本人の希望を書く欄だからといって「給与は年収450万円を希望します」「勤務時間は9時から17時で残業なし」「土日祝は勤務なし」・・・とか、あなたの一方的な希望を書くと書類選考で落とされます。
まず、給与はあなたが一方的に決めるものではありません。面接を通してどれだけ会社に貢献できるのか判断した後に初めて給与その他の条件が企業側からで提示されます。仮に企業が年収600万円の予算で採用を考えていた場合、あなたが先に年収450万円と伝えるとその額で決まってしまいます。「実は予算は600万円まであるんですよ」などと教えてはくれません。先方の給与制度が分からない段階で希望給与を伝えないようにしましょう。後ほど交渉できなくなってしまいます。
勤務時間についても定時が17時の場合、17時ジャストでピッタリと終わるようなものではありません。繁忙時には残業もお願いされるでしょうし、代休を取得する前提で土日の出勤をお願いされるかもしれません。最初から残業や休日出勤に否定的な方よりも柔軟に対応できる方が採用されますので、否定するのではなく厳しいながらも協力するといった前向きな姿勢を見せましょう。
<記載例>
給与や勤務地は貴社の規程に従います。
子供の保育園の迎えがありますので19時までは残業可能ですが、事前に予測できた場合は夫と協力してそれ以降の残業もできるよう努めます。
当社では初回に限り90分間の無料キャリア相談を実施しております。顔を合わせての面談がベストですので当社までお越しいただきたく思いますが、交通費を負担していただけるならば指定の場所まで伺います。勿論、電話やメールでの相談も可能です。無料キャリア相談をご希望の方は下記へご連絡ください。
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